WM2006備忘録6月23日 [WM2006備忘録]
6月23日(14日目)
ドルトムント、WM(日本のね!)とお別れ。朝食をとり、ホテルのおばちゃんたちともお別れ。食後、パッキングとお菓子やら水やらをBIOで買う。
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HBFに向かう。祭りの名残。日本のWMは終わったけど、戦いはこれからが本番だ。でも、ああ、さみしい。寂しすぎる。HBFは混んでいる。ICEをまつ。
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ICEも混んでいた。1stは満席だ。予約してあった席にメヒコ・カップルが乗っている。どいてもらう。日本は残念だったなと。ほんとだよ。それよりも、お前は香水付けすぎだよ。
ハノーバーでたくさんの乗客が降りてゆく。ICEはぶっとばして行く。なんだか、なんのけれんみもなく、ぶっとばしてゆく。バルで立ち話。日本の行方。ドイツ人たちはこうも簡単に去ってゆく日本が不思議でならないようだ。ま、それだけ、あの親善試合が印象深かったんだね。
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ベルリンへ到着。大都会だ。タクシーでホテルへ向かう。アレクサンダー・プラッツに程近い、旧東側のアパートメントを改装したホテルだ。なかなか、簡素でよろしい。ちょっと、寂れているけれど。
窓からの景色は教科書でみた「東側」そのままだ。不思議な気分になる。荷物を解き、ポツダム広場へ向かう。
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ポツダムで所用をすませる。それにしても凄い変わりようだ。20年でこんなに変わるんだ。もう、キャピタリズムの権化のような風景だ。東京みたい。美しくない。
ベルリンフィルで今季最終公演のチケットを購入。20€、安い。風邪気味が収まらないので、一度ホテルに帰り、休養する。なんだか咳がとまらんなぁ。
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ホテルで一眠りする。ちょっと、すっきりする。ジャケットに着替えて、ベルリンフィルに向かう。連れあいはシンプルなドレスにする。
素敵だ。ベルリンフィルの内部、そして観客のもつアトモスフェアがなんとも!こんな空気感、絶対に日本ではない!うらやましい!
おしゃれしたお年寄り。やりすぎのドレスアップでない若い人たち。よかった、ジャケット着てきて。ロビー、中庭での社交会話。連れあいに、どうして日本で同じことができないのかと説教。
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ラトル、「ラインの黄金」。クリスピーなワーグナー。軽妙さ。初めてワーグナーを退屈せずに聞けたかも。
オーディエンスの拍手の大きさが成功を物語っている。素晴らしい時間だった。
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ポツダムで夕食。ドイツ料理。すいとんみたいなもの。おいしくない。連れあいの温野菜も最低だな・・・。ああ、日本食にすればよかった。
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この旅行で夢を二つかなえた。フットボール・ネイションでのワールドカップ観戦、そしてベルリン・フィルのコンサート。
惨敗の記憶をつかの間、忘れていた。
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