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WM2006備忘録6月22日 [WM2006備忘録]

6月22日(13日目)

早朝、スタジアムまでのランニング。その後、朝食。

今日はブラジル戦。21時のKOなので、午前中にエッセンにゆく。エッセンにあるバウハウスの炭鉱跡をたずねる。

DBと市電を小1時間。エッセンの町は「寂れてる感」が激しい。で、その印象は炭鉱跡について、より強くなった。

過去の遺物だけれど、バウハウス的な美しさは変わらないんだね。アート・スクールの学生がスケッチ。インダストリアル・デザインの室内展示は改装中。LGが大きくスポンサードしていた。出遅れるんだよね、こういうスポンサー・シップに日本は。

炭鉱跡地は広大だ。それにしても、丸ごと残しているってのがすごい。映画のロケーションも行われていた。だって、ショッカーとか出てきますよ。

資本主義の象徴だった跡地の壁に、資本主義・消費主義への批判。そして、環境主義へのメッセージが熱く掲げられていた。こうもちがうもんかなぁー

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ちょっと、風邪気味なので早めにドルトムントに帰る。ホテルに戻り、ドリスタンを飲んで眠る。連れあいはは街に。

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一休みしたら、快復。連れあいはきょうの夜観戦のために「なぜか黄色」のスエット・パーカーを買っていた。

スタジアムに向かう。市電はブラジル祭り。「ブラジーウ、ブラジーウ~」と合唱する。代表ユニ着つつも。

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スタジアムはすんごい混んでいる。入り口がごわごわしている。なんとか入り込んだけど、場内はスカスカだった。なんだったんだろ、あの混雑は。

それにしても凄い。傾斜が急だ!良くピッチが見える。とりあえずブルストとか買って、腹ごしらえする。

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開始直前、65000人が入場とアナウンス。ドイツ人・ファンが必死でウェーブを作ろうとするが、ことごとく失敗する。ピーピーとうるさくなる。それどころじゃねーんだよ!とつっこむ。巻が先発だ!うおー、巻よ!

国歌斉唱、おもきり歌う。だって、これで最後だぜ。たぶん。

キックオフ。

川口のセーブが・・・すんごい。

玉田の左、エロスなエリアからのずばっと!美しいゴール!爆発する日本人!

最後の望み。でも、ブラジル。前半ロスタイム、ウソみたいなロナウドの、デブの、あいつの、ヘッド。終わったな。

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後半。

ジュニーニョの美しいミドル。一生忘れないよ。もてあそばれる日本。パスもつながらない。まわりまくるブラジルのパス。そして、ジダの交代。4-1。終了の笛を待たずに、連れあいに帰ろうという。でも、連れあいは帰らない。

日本は蹂躙されて、終了の笛だ。

すぐさま席を立つ。中田の姿を見ることなく、席を立つ。惨敗だ。恥ずかしい。

帰りの市電。FIFAのカメラマンが「悲壮な日本ファンを撮りたい。1枚、いい?」だってさ、喜んで協力する。そうだよ、悲壮で悲惨な敗戦だよ。

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わかっていた。3戦全敗もありうると。しかし、この3戦って・・・。こんなにも無様な闘いしか出来なかったのか?他の国が見せていた気概も、意地も、気持ちも感じられなかった。なんなんだよ、これは。

ホテルに帰り、バーでビール。日本のWMが終わった。惨敗のWMが終わった。

明日はベルリンだ。

 


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