切ない、ユナイテッド。 [フットボール]
最終節。横浜戦。2-0。
切ない。ほんとうに切ない。この切なさが中断明けから続いているような気がする。
06シーズンは本当に波乱に満ちていた。なんせ、監督を強奪され、その後の大量招集。これを波乱といわずして、何と言うよ。
それしても、同じような敗戦のシーンを繰り返し見ているような気がしてならない。今日に関しては、確かに主力と呼ばれるプレイヤーの多くが欠場していた。けれども、なんだろうこの切ない気分の残る敗戦は。
一年を総括して語るのには時期尚早だけれど、後半のような闘いが続くのなら奈落はすぐそこだ。それを考えるのが恐ろしい。
今日の闘いをみていて感じたのは「限界」の二文字だ。何かを変えなければならないだろう。はたして、フロントはどのようなヴィジョンを持っているのか?監督はどうチームを変化させるのか?来期への期待と不安が胸に渦巻く。
私がこうも不安になるのは、一つは透明性にかけるフロントの姿勢だ。今日のブーイングを淀川氏は心に刻み込まねばならないだろう。ファンがどう思っているのか、これではっきりとしたはずだ。
そして、監督の突き放した姿勢にも、多少の疑問を感じずにはいられない。選手の駒不足、あるいはクオリティの限界は承知のはず。それを事あるごとに会見で繰り返すのもいかがかと思う。それを「どうにか、こうにか」するのも監督の大切な仕事なのではあるまいか?後期を成績だけで判断するなら、カップ戦優勝は確かに賞賛に値するが、続投を疑われてもしようがあるまい。
ただ、おろかなるユナイテッド・ファンである私は、それでも希望は捨てない。いや、信じている。ユナイテッドの勝利を、成長を信じている。
ドイツでの恥辱にまみれた日々。信じられない、破廉恥極まる監督交代劇。そして、幸福と地獄の大量代表召集。
クラブには激震が走ったろう。プレイヤーの体、頭脳、心の疲労は極限にまで達していただろう。
おろかなるユナイテッド・ファンである私は、夢想する。トルコの地で欧州の、玄人好みのクラブ相手に「何か」を感じ、吸収してゆく、お前達を夢想する。
ここ数年の恒例になった長いオフ。まずは休養に努めてくれ。体と頭に澱のように溜まった疲れを取り除いてくれ。
そして、練習して、練習して、練習して、練習して、練習して強くなってください。だって、このままじゃ切な過ぎるからね。
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プチ暴動の処分はどうなるんだろう。PSGのフェイエの100万分の1くらいのかわいいものだけれど、美しくないね。
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